【ムンバイ】Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)は、クライアント/サーバ型統合業務アプリケーション・ソフトウェアのトップベンダー、SAPと提携し、国内の金属関連会社に情報技術(IT)サービスを提供する可能性を検討している。
インディアン・エクスプレスが6月28日、Tisco幹部の言として報じたところによると、Tiscoは、そのIT技術や電子資材調達、さらにはナレッジ・ベースのサービスを他の金属会社、取り分けTiscoが得意とする領域の専門知識に関連した企業に提供することを検討している。しかし同プロジェクトはまだ計画段階に有り、構想も固まっていない。
1960年代にIBM 1401を導入し、早い時期にITを採用したTiscoのシステムやデータ、さらにはユーザー・ベースも大きく成長しており、例えば、冷間圧延工場のための情報システム、データウェアハウジング、熱延鋼帯工場用データマイニング、様々な部門の電子アプリケーション/電子資材調達(電子入札/電子販売'等)、統合アプリケーション、オフィス自動化アプリケーション、知識の共有・拡散のためのナレッジ・マネージメント・サイト等を開発して来た。Tiscoは、社内業務の運営をスムースにし、所要時間を短縮、良好な顧客サービスや戦略計画を立案するため、その他様々なIT関連のイニシアチブを実行していると言う。