SEAnews 2004-06-30 ArtNo.33655

【ニューデリー】インド政府は、ターゲット領域の輸出を促進する狙いから予算案と輸出入政策の統合を図っている。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルドが6月28／29日報じたところによると、Kamal Nath商工相は、P Chidambaram蔵相との2時間にわたる会談後、記者会見し以上の消息を語った。Nath商工相がインド輸出組織連盟(FIEO:Federation of Indian Export Organisations)等の団体を通じて提起された輸出業者の主張を取り上げることを約束したこともあり、予算案発表前の商工相と蔵相の会談に注目が寄せられていた。Nath氏によると、ターゲット領域の輸出を促進する上から、予算案と輸出入政策の相互補完は極めて重要である。輸出業界のトップは商工相や蔵相と会談した際、その主張を提起した。政府は輸出成長を加速するため如何なる措置を講じるべきかを検討する必要がある。少なからぬ輸出奨励措置は歳入に関係しており、大蔵省歳入局と商工省の間には常に輸出奨励税制措置を巡る意見の対立が存在する。
政府は7月末までに『国家対外貿易政策(NFTP:National Foreign Trade policy)』を立案、2010年までに年間1500億米ドルの輸出達成を目指す。その趣旨は商品輸出とサービス輸出の双方をカバーした共通の政策を立案することである。目下、両者を合わせた輸出額は850億米ドルと言う。