2004-06-28 ArtNo.33650
◆シンクライアントのWyse、インド市場の25%のシェア目指す
【バンガーロール】グローバル・シンクライアント(thin clients)市場のリーダー、米国拠点のWyse Technology Inc(ワイズ)は、今年末までにインド市場の25%のシェア獲得を目指している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月25日伝えたところによると、ワイズのDave Yewell副社長(セールズ担当)はこのほど同紙に以上の目標を語った。Yewell氏及びインドにおけるパートナー、Parrus IT Solutions社のSowinder Singh取締役によると、インドのシンクライアント市場規模は今年10万ユニットに達するものと見積もられ、同社は2万5000ユニットの販売を目指す。昨年10月にインド市場に参入したワイズは、これまでにHDFC Standard Life、GE Capital、Hutch Telecomを含むインド企業に1000ユニット以上を納入した。
情報技術対応サービス(ITES)/政府機関/銀行・金融機関/テレコム部門にマーケッティングの照準を合わせている。取り分けブームを呼ぶITES部門の購買方針には、海外の親会社の意思が反映されるため、ワイズにとっては売り込みが比較的容易と言う。
世界シンクライアント市場の40%のシェアを握るワイズは、アジア太平洋地域の主要市場、インド及び中国に注目している。今年はインドにおける売上げが中国を上回る可能性も有るが、今のところインドに製造拠点を設ける計画はない。現在同社は中国で製造した製品をインド市場に投入していると言う。
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