2004-06-28 ArtNo.33648
◆Reliance Infoの貸倒引当、業界最高水準に
【ムンバイ】Reliance Infocommの2003-04年の貸倒引当金はサービス売上げ全体の16%と、同業界内で最高水準に達した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月26日伝えたところによると、Reliance Infocommの昨年度貸倒引当金は436クロー(US$9625万)、これに対してサービス収入は2707クロー(US$5.976億)だった。証券会社の某アナリストによると、以上の数字は、「Reliance Infocommの顧客の多くは、雲隠れしたり、支払いを滞納しており、一部の顧客は請求書さえ受け取っていない」と言った市場の噂を裏付けている。
Reliance Infocommは、貸倒の主因として昨年行った『Monsoon Hungama(雨期の熱狂)』と銘打ったキャンペーンを挙げている。同キャンペーンでは当初10日間に100万人が新規加入したとされる。
Reliance groupのMukesh Ambani会長はグループ年次総会の席上、「前代未聞の加入者急増でロジスティクス、請求書の発送、料金の徴収等に問題が生じた。Reliance Infocommチームは間もなくこうした問題を克服するだろう」と語った。
同貸倒引当金によりReliance Infocommの利益は596クロー(US$1.32億)から160クロー(US$3532万)にダウン、さらに減価償却/減債基金に550クロー(US$1.21億)を引き当てた後、最終損益は390クロー(US$8609万)の赤字になった。インフォコム・ビジネスのこうした不振が祟り、Reliance Industriesは2004年3月期に265クロー(US$5850万)の損失を計上した。ちなみにBharti Tele-Venturesの貸倒引当のサービス収入に占める比率は3-4%と言う。
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