2004-06-28 ArtNo.33646
◆Sumi Motherson、宮津/安川と自動車型/ロボットで合弁
【ニューデリー】自動車内装部品金型や治具の設計製作を手掛ける宮津製作所は、ニューデリー拠点のSumi Mothersonと合弁会社を設立、乗用車ボディー・ダイの設計/販売、最終的には製造も手掛ける計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月26日伝えたところによると、Sumi Motherson GroupのVivek Chaand Sehgal会長は同紙に以上の消息を語った。それによると、型製造は中央銀行が管轄する自動認可ルートに属するが、ある種の認可は依然として外国投資促進局(FIPB)の審査を受ける必要がある。
パートナー間の合意の下、新会社には宮津製作所が51%、双日ホールディングス株式会社(旧社名ニチメン・日商岩井ホールディングス株式会社)が15%、Sumi Mothersonが34%出資する。住友電装とウッタルプラデシュ州Noida拠点のMotherson Indiaの50:40の合弁会社Sumi Mothersonは、投資子会社Motherson Advance Systems Solutions Ltdを通じて出資する。
新会社Miyazu Motherson Engineering Design Ltdは授権資本10クロー(US$221万)、払込資本3.5クロー(US$77万)で既に設立されている。
宮津製作所はトヨタ、ホンダ、スズキ、General Motors、Ford等の乗用車メイン・ボディーのダイ製造を手掛けている。インド市場ではMahindra & Mahindra Ltd (M&M)の多用途車Scorpioやスクーターの型製造を引き受けている。
新会社は工具/型の全ての設計業務を手掛ける。将来的には、宮津製作所が全てのデザイン業務をインド子会社からソーシングする可能性も考えられる。これまでのところこの種の業務はまだインド国内で手掛けられていない。何故なら乗用車ボディーのダイ・メーカーがインドには存在しないからである。新会社の6人のエンジニアが日本に駐在し、必要な訓練を受ける。
また、Sumi Mothersonは、安川電機子会社のMotoman Robot Companyとも合弁契約を結んだ。新合弁会社はモートマン・ロボットのインドにおける販売/保守/据え付けを手掛け、最終的にはインド国内におけるロボットの製造も目指すと言う。
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