2004-06-28 ArtNo.33640
◆Reliance、独ポリエステル企業Trevira買収
【ムンバイ】Reliance Industries Ltd(RIL)は、ドイツのポリエステル・メーカー、Trevira GmbHの支配権益をDeutsche Bankから8000万ユーロ(US$9.7億)で買収、世界最大のポリエステル・メーカーになった。
エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが6月25日報じたところによると、現在年間89万トンのポリエステル製造能力を有するRILは、年産13万トンのTreviraを傘下に収めたことにより、年産100万トンの台湾企業Nan-yaを凌ぎ、世界のトップに立った。
欧州の著名なポリエステル・ブランドTreviraは、1998年にドイツの化学企業Hoechst AGから分離独立、それ以来ドイツ銀行が最大株主を務めて来た。
RILポリエステル・ビジネスのSubodh Sapra主任によると、Treviraの買収を通じて、RILは欧州や他の世界市場に強力なプレゼンスを築くことができ、またTreviraの研究開発(R&D)施設や技術、特許権を手に入れることができる。
RILはそのネットワークを利用し、Treviraブランドをインド市場に紹介する。同社はまたグジャラート州Haziraに年産24万トンのポリエステル・ステープル・プラントと年産21万6000トンのポリエステル・フィラメント・プラントを、マハラシュトラ州Patalgangaに年産9万4000トンのポリエステル長繊維(PFY:polyester filament yarn)プラントを、それぞれ設ける計画と言う。
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