SEAnews 2004-06-23 ArtNo.33620

【ニューデリー】インドの今年5月の輸出額は58億1299万米ドル／2万6304.24クローと、昨年同月の44億9111万米ドルに比べ米ドル・ベースで29.43％、ルピー・ベースで24.4％、それぞれ拡大した。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが6月22日、Kamal Nath商工相の発表を引用し報じたところによると、海事／皮革部門の輸出がマイナス成長を記録したのを除き、鉄鉱石、宝飾品、人造繊維、石油製品、個人用品を含む、ほとんど全ての品目の輸出が好調な伸びを記録、特に鉄鉱石の輸出は188％、宝飾品の輸出は43％の成長を見た｡こうした輸出の伸びには、主要輸出市場における経済活動の復調が反映されているものと見られる。またDipak Chatterjee商工省次官によると、米国はインドを含む少なからぬ国からの海事品目に反ダンピング税を課す調査を進めており、国内海事業界はこのため米国への輸出を控えたものと見られる。
年初2ヶ月(2004/4-5)の輸出額は108億2319万米ドルと、前年同期の86億6803万米ドルに比べ24.86％増加した｡
今年5月の輸入額は77億米ドルと、昨年同月の60億米ドルに比べ米ドル・ベースで28.2％、ルピー・ベースで23.2％、それぞれ増加した｡こうした輸入の伸びには工業活動の復調が反映されている。年初2ヶ月の合計輸入額は146億米ドルと、昨年同期の116億米ドルに比べ、米ドル建てで25.8％拡大した。石油製品の輸入は46億米ドルと、昨年同月の31億3000万米ドルに比べ46.97％アップ、非石油製品の輸入は100億米ドルと、昨年同月の84億8000万米ドルに比べ17.92％拡大した｡
今年初2ヶ月の貿易赤字は37億8000万米ドルと、昨年同期の29万4000米ドルを上回った｡