2004-06-23 ArtNo.33617
◆ワールプール、シングル・ドア霜取り不要冷蔵庫発売
【ニューデリー】米系家電会社Whirlpool of India Ltd(WIL)は20日、世界初のシングル・ドア・フロスト・コントロール冷蔵庫を発売した。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月20/21日伝えたところによると、これまで一般に直冷式(direct-cool)冷蔵庫はシングル・ドア、霜取り不要(frost-free)冷蔵庫はダブル・ドアと考えられて来た。霜取り不要冷蔵庫は先進的技術を採用しているものの、インドでは電力不足と食習慣から、多くのものが直冷式を好む傾向がある。WILのArvind Mediratta副社長(マーケッティング)によると、“シクス・センス(six sense)”技術を採用した同社の新製品は、両者の長所を兼ね備え、冷蔵庫内の温度を自動調整し、氷結レベルを一定に保つため、解凍や排水作業を必要としない。200リッター、230リッター、260リッターの3種類が有り、価格は1万600-1万2750ルピーと、同じ容量の霜取り不要冷蔵庫のそれを500-1000ルピー下回る。
WILは以上の新製品の他に、従来型の直冷式及び霜取り不要式冷蔵庫の新モデルとアップグレード・バージョンを発売した。冷蔵庫売上げは、WIL営業額のほぼ65%を占めており、同社はこれら一連の新製品が冷蔵庫売上げ全体の20%を占めるものと予想している。WILは同社製冷蔵庫の全モデルをインドで製造している。
WILはこうした新製品の投入と販促活動を通じ、今会計年度の売上げが、昨年実績の1300クロー(US$2.87億)を15%上回るものと予想している。同社は売上げの5%を広告宣伝費に当てると言う。
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