SEAnews 1995-09-30 ArtNo.3360

【クアラルンプル】中華総商会(CCC)傘下のＵＮＩＣＯホールディングズBhdは新工場の完成に伴い98年には新たに3億Ｍドルの電子部品売上を見込んでいる。ウイ・トゥンキット重役(GM)が28日の年次総会兼特別総会後語ったところによると、5000万Ｍドルを投じてペナンに建設中の新工場は来年1月に稼働する。既存の3工場のうち2工場は自前のもので、残りの賃貸工場の業務は工事完成に伴い新工場に移転される。現在製品は欧州、米国、日本に輸出され、月間売上は3500万～4000万Ｍドル、年間では3億Ｍドルを超える。またフィリピンへの輸出が急増しているため、フィリピンへの工場進出の可能性も研究している。目下のフィリピン向け輸出は月間100万～200万Ｍドルの水準に有る。
同社の95年3月末締め営業額は前年の1億6660万Ｍドルから3億390万Ｍドルにほぼ倍増、税引き前利益も前年の100万Ｍドルから2120万Ｍドルに急増した。パーム農園事業の売上は4000万Ｍドル(94年度)のレベルに有り、引き続き同社の中核事業としての地位を維持している。この日の総会では株主割り当てによる5000万Ｍドルの調達が承認されたが、同資金の一部はサバ州における第2のパーム油精製工場の建設資金に充当される。同工場は来年7月の稼働が予定されている。(STAR:9/29)