SEAnews 2004-06-21 ArtNo.33598

【ニューデリー】中央政府とヒマチャルプラデシュ州政府の合弁会社Satluj Jal Vidyut Nigam Ltd (SJVN)は1万3000クロー(US$28.7億)を投じ、向こう5年間に2500ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の発電能力を追加する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダードが6月17日報じたところによると、SJVNのApparao会長兼ＭＤは16日記者会見し以上の消息を語った。それによるとSatluj盆地では3000ＭＷの発電施設が稼働もしくは建設中で、同盆地だけで8600ＭＷの電力を供給する潜在性を有する。
国内最大の水力発電事業、1500ＭＷのNathpa Jhakriプロジェクトを最近稼働させたＳＪＶＮは、新たに450ＭＷのRampurプロジェクトに着手した。ＳＪＶＮは世界銀行にRampurプロジェクトに対する融資を申請、同行は前向きな姿勢を見せている。同プロジェクトは5年内に完成する見通しだ。
Nathpa Jhakriプロジェクトへの投資は、当初世銀融資により部分的に賄われたが、その後返済された。何故なら国内における借入の方が低コストだったためで、早期返済により約100クロー(US$2208万)を節約した｡
ＳＪＶＮは隣接するウタランチャル州に各240ＭＷの水力発電施設2基を設ける計画だ｡Dhauliganga川におけるプロジェクトはNathpa Jhakriプロジェクト同様“run-of-the-river”プロジェクトのため、大型ダムを設ける必要がないと言う。