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2004-06-21 ArtNo.33596
◆インド産石油製品輸出、向こう数年間に急増
【ムンバイ】石油各社の精製能力拡張に伴い向こう数年間にインドからの石油製品輸出が急増する見通しだ。
エコノミック・タイムズが6月17日伝えたところによると、インドの年間石油精製能力は2002-03年の1億1700万トンから2003-04年の1億2400万トンに700万トン拡大、それ以前の3年間の増加幅450万トンを大きく上回った。国営石油精製各社は向こう1年半の間にさらに1400万トンの拡張を計画している。国内需要を大幅に上回る設備能力は、インドを石油製品の主要輸出国にするものと見られる。
これ以前にはReliance Industries Ltd(RIL)の年間精製能力2700万トンのJamnagar製油所が稼働した2000年に、国内精製能力が前年の年間7000万トンから1億1250万トンに4250万トン拡大した例が有り、この年、インドは石油製品の純輸出国に変身した。現在進められている拡張計画が向こう1年半の間に完成するなら国内設備能力は1億4000万トンに達し、この内大部分が2005年内に完成する。
この他、Oil and Naturual Gas Corporaiton Ltd (ONGC)子会社のMangalore Refinery and Petrochemicals Ltd (MRPL)やBharat Petroleum Corporation(BPCL)子会社のKochi Refineries等も拡張計画を発表している。とは言え着工はなお先のことと見られる。またEssar Oil Ltd(EOL)がグジャラート州Vadinarに建設を計画する年間キャパシティー1050万トンの製油所は数年にわたり工事が停頓している。
これに対して石油製品の国内需要は2000-01年の1億トンから2003-04年の1億720万トンに拡大したにとどまり、生産量の伸びにマッチしていない。2003-04年の生産量は1億1330万トンで、その差は610万トン。同ギャップは向こう数年間に大幅に拡大する。
また天然ガス消費の拡大もナフサや燃料油(furnace oil)の需要を減退させ、石油製品の供給過剰に拍車をかけるものと見られる。グジャラート州Dahejの500万トン液化天然ガス(LNG)輸入ターミナルを最近稼働させたPetronet LNGは、同ターミナルのキャパシティーを2008年初の完工を目処に1000万トンに拡張することを計画している。ちなみに現時点ではLNGの価格はナフサの半分で済む。Shellもグジャラート州Haziraの250万トンLNG輸入ターミナルを間もなく完成させる。
石油製品の2003-04年の純輸出は600万トンで、RILとMRPLが輸出の主役を務めたが、国営石油会社も輸出ビジネスへの進出を準備している。例えばIndian Oil Corporation (IOC)は2003-04年の133万トンから2004-05年の180万トンに輸出量を拡大することを予定している。
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