SEAnews 2004-06-16 ArtNo.33575

【ヴィジャヤワダ】アンドラプラデシュ州Vijayawada拠点のバイオ肥料／殺虫剤メーカー、Pralshar Bio Products Private Limited(PBPPL)は、バイオ肥料新製品“Planto”をアンドラプラデシュ州／マハラシュトラ州／マドヤプラデシュ州／グジャラート州／カルナタカ州で既に発売したのに続き、近くタミールナド州／ラジャスタン州／パンジャブ州でも発売する。
ビジネス・スタンダードが6月14日、ＰＢＰＰＬのB V S T Sai重役(MD)の言を引用し伝えたところによると、ＰＢＰＰＬの2003－04年売上げは前年の3クローから5クロー(US$110万)に拡大、姉妹会社Shipar Biotechnologiesの2003－04年売上げは0.4クロー(US$9万)を記録した。
Plantoの耐用期間は最低5年で、通常のバイオ肥料の6ヶ月乃至1年を遙かに上回る｡インド政府の研究機関により開発されたPlantoは、農業大学7校により綿、葡萄、ベンガル豆、大豆、稲、バナナの栽培に試験使用され、少なくとも17－30％収量が増すことが確認された。加えて旱魃や虫害に対する耐久力を増強、葡萄の甘味を増し、酸味を減じる効果も発揮する｡Plantoは植物のカリウム消化能力を強化、光合成を促進する。Plantoに対する1ルピーの支出は、3－5ルピーの増収をもたらす。こうした効果は最近トルコで催された国際セミナーにおいて発表された｡
一方、農業及び水産業向けバイオ製品を手掛けるShiparは近く5種類のバイオ製品を市場に投入する｡その内の1つ“Pro-Remid”はホルモン分泌を刺激する10億の細菌／酵素／ビタミン／グルカン／酵母／糸状菌を含んでおり、ビブリオ／真菌／タチキガタツリガネムシ(zoothamnium)に起因する病害を防止する。また“Aquanto”は養殖エビの成長を促進、養殖期間を10－15日短縮する。“Aquanto Granules”は養殖池の水底を浄化し、“Aqua Power”はプランクトンの安定した成長を促すと言う｡