1995-09-30 ArtNo.3356
◆韓国LG社、<星>拠点に東南アジアにU$45億投資計画
【シンガポール】韓国の複合企業LG(旧社名ラッキー・ゴールドスター)グループは向こう5年間にシンガポールを拠点に東南アジア及びインド市場に45億米ドルを投資するとともに、域内年間売上90億米ドルの達成を目指す。
今年3月、シンガポールに地域営業本部を設けたLG社の幹部30人がこのほどシンガポールで2日間にわたり会合、中期的企業戦略を討議した。同社は北京、東京、ニューヨークにも営業本部を設けており、目下欧州営業本部の候補地を物色している。同社グローバル・ビジネス・ストラテジク・カミティーの座長を務めるK.ビュン副会長によると、電子、石油精製、石油化学、通信、不動産部門に投資の照準が合わさ、単なる企業権益の買収にとどまらず、理想的なパートナーとの合弁が目指される。またその際にはシンガポールの金融ファシリティーも利用される。同社は目下ベトナムにおける製油所建設の可能性を探っており、またインド、フィリピン、ベトナムにおけるコードレス・フォーン・テクノロジーの市場潜在性に注目している。域内の子会社の数は現在25社を数えるが、90年代末までに70社に拡大されると言う。(BT:9/29)
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