2004-06-14 ArtNo.33556
◆シーメンス家電製品販売業者RBS、売上げ倍増計画
【ニューデリー】Siemens製家電製品のインドにおけるディストリビューターを務めるRBS Home Appliances(RBSHA)は、洗濯機及び冷蔵庫の好調な売れ行きを梃子に、今年の売上げを昨年の2倍の80クロー(US$1766万)に拡大する計画だ。
エコノミック・タイムズが6月9日伝えたところによると、RBSHAのVipul B Raval重役(MD)は、この日催された冷蔵庫プレミアム・モデルのお披露目式の席上、以上の目標を語った。それによると3-5年後に販売ボリュームが臨界点に達したならインド国内に製造施設を設けることも検討する。目下、RBSHA売上げの50%は洗濯機で占められているが、近い将来冷機や調理具、さらには直冷式冷蔵庫を発売することも検討している。流通網の拡張も計画しており、取り分け北部地区におけるプレゼンスの拡大を目指している。
Bosch and Siemens Home Appliances Germanyは1997年に完全出資子会社Bosch and Siemens Home Appliances Group (BSH)を設立した。BSHはインドにおける営業開始後4年内に製造施設を設けることを条件に外国投資促進局(FIPB)の営業認可を取得したが、期限内に製造拠点を設けることができなかったため、ドイツの親会社は全持分を地元パートナーに譲渡、社名もRBSHAに改めた。RBSHAはこれまでにインドに30クロー(US$662万)を投資した。
RBSHAはこの日300-500リッターの“AgIon”レーンジの冷蔵庫をお披露目した。価格は3万1000-4万4990ルピー。Siemens製冷蔵庫はローエンド・セグメントにプレゼンスを有しない。Raval氏によると、同社は近く160リッターの冷蔵庫をインド市場に紹介する計画だが、向こう3-5年間、引き続きハイエンド製品をインド市場に供給して行く。同社は270リッターや180リッターの冷蔵庫モデルを保持せず、近い将来、その種のセグメントに進出する計画もない。またマスメディアを通じた広告やマーケッティング・キャンペーンを展開する計画もない。
RBSHAは、現在マハラシュトラ州Mumbaiやカルナタカ州Bangaloreで急成長するサービス・アパートメント向けに洗濯機を販売、同市場をリードしている。サービス・アパートメント・ビジネスの市場規模は15-18クロー(US$331万-397万)と見積もられると言う。
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