2004-06-11 ArtNo.33541
◆ウォールマート、協同組合と乳製品のソーシング協議
【アーマダバード】グジャラート協同組合ミルク販売連盟(GCMMF:Gujarat Co-operative Milk Marketing Federation)は、米国の小売大手Walmartと、前者の“Amul”レーンジの製品を後者のグローバル小売チェーンに乗せる交渉を進めている。
ビジネス・スタンダードが6月8日報じたところによると、ウォールマートは過去数ヶ月、複数のAmul製品を米国の一部の店舗で既に試験販売しており、GCMMFは、当初のバター、アイスクリーム、チーズ製品に、パック入りミルクを加えることを検討している。消息筋によるとAmul工場は何れも米国の食品管理基準HACCPをクリアしており、Amulブランドのミルクを米国市場に投入することに大きな問題はないものと見られる。
GCMMFのR S Sodhi重役(マーケッティング担当GM)によると、同組合は既にAmul商標のバター、グラブジャムン(gulabjamun)、各種チーズをディストリビューターを通じて米国市場に投入しているが、アイスクリームはまだ紹介していない。Amulのアイスクリームはシンガポールや中東市場で好評を博している。ウォールマートとの交渉が妥結するなら、向こう数年間に売上げを大幅に拡大できる。ウォールマートは米国の傘下店舗網を通じAmulのアイスクリームやその他の主要製品を間もなく販売する可能性が有る。
GCMMFの2003-04年の営業額は前年の2400クローから2893クロー(US$6.39億)に拡大、今年は3400クロー(US$7.5億)を見込んでいる。GCMMFは2年内に5000クロー(US$11.04億)の売上げ達成を目指している。特にアイスクリームの売上げは年率15%の成長を見ている。同組合はネパール、ブータン、バングラデシュに既に強力なプレゼンスを築いており、目下パキスタン市場進出を目指していると言う。
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