【バンガロール】国営製鉄会社Steel Authority of India Ltd (SAIL)は、国営鉱山会社Kudremukh Iron Ore Company Ltd (KIOCL)と50：50の合弁によりオリッサ州の鉄鉱山を開発する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月9日伝えたところによると、両社の取締役会は最近それぞれ同合弁プロジェクトを承認した｡ＫＩＯＣＬのP. Ganesan会長兼ＭＤによると、合弁の詳細は目下詰められており、全容は今月末に明らかになる。採掘はオリッサ州RourkelaのBersua／Kalta／Taldih地区で行われる。オリッサ州地質調査部(Geological Department)が目下鉱石の質や埋蔵量に関して調査を進めている。同調査も今月末に完了する見通しだ。採掘した鉄鉱石は国内市場と国際市場双方に供給する。同プロジェクトはＫＩＯＣＬの事業拡張計画の一環であり、先行き不透明なカルナタカ州のKudremukh鉱山の穴を埋めるものではないと言う。
最高裁は非政府組織が2001年に提出した訴状を認め、2005年12月をもってKudremukhにおける鉱業活動を停止するようＫＩＯＣＬに命じた。ＫＩＯＣＬは同裁定に異議を申し立てたが、その審理はペンディングされている。このためＫＩＯＣＬはカルナタカ州政府にBellary-Hospet地区における鉱業リース・ライセンスを改めて申請した。