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2004-06-11 ArtNo.33534
◆Ispat、US$1.9億投じ熱間圧延鋼製造能力50%拡張
【ニューデリー】Ispat Industries Ltd(IIL)は900クロー(US$1.987億)を投じ、今会計年度末までに熱間圧延コイル(HRC)の年間製造能力を360万トンに50%拡張する計画だ。
ビジネス・スタンダードが6月8日伝えたところによると、IIL幹部は同紙に以上の消息を語った。それによるとマハラシュトラ州Dolvi工場のHRC製造能力の拡張に320クロー(US$7064万)、キャプティブ発電施設に305クロー(US$6733万)、酸素製造施設に162クロー(US$3576万)、焼結炉に15クロー(US$331万)、コークス炉に90クロー(US$1987万)が、それぞれ投じられる。焼結炉を設けることにより、粉鉱(iron ore fines)からペレットそして海綿鉄を製造でき、コストを節減できる。現在は他社からペレットを購入している。また米国拠点のPraxair社はより大規模な酸素工場を設ける。こうした投資計画は法人債務再編パッケージの一環で、Industrial Development Bank of India(IDBI)/State Bank of India(SBI)/Industrial Credit and Investment Corporation of India(ICICI)を初めとする債権金融機関も昨年同パッケージを承認している。
IILは2005-06年には年産能力をさらに500万トンに拡張する計画だ。政府白書によれば、仮に控えめな6-7%のボリュームの拡大を予想しただけでも2011-12年には国内生産能力は5000万トンに拡大する。
鉄鋼省が準備中の全国鉄鋼政策(NSP:National Steel Policy)は、2010年の国内鉄鋼生産目標を6000万トンに設定、2020年までにさらに1億トンに拡大することを目指すものと見られる。
IILはまた内外の鉄鉱山/炭坑を買収もしくは長期リースし、主要原料の安定供給確保を図る計画だ。海外では東欧とオーストラリアの鉱山に注目、国内ではゴア州Sindudurgh鉄鉱山の開発ライセンスを最近取得、オリッサ州とジャールカンド州でも関係申請を行っていると言う。
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