2004-06-09 ArtNo.33532
◆NPIL、フランス企業と提携しスキンケア製品市場開拓
【ムンバイ】地場製薬会社Nicholas Piramal India Ltd (NPIL)は、フランスの製薬会社Laboratories Pierre Fabre(ピエール・ファーブル)と、後者の皮膚病薬及びスキンケア製品をインドで販売する独占契約を結んだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月8日報じたところによると、インドの処方皮膚病薬市場は1000クロー(US$2.21億)と見積もられ、年率4%の成長を遂げている。NPILは当面、ピエール・ファーブル製デュクレイ(Ducray)及びアデルマ(Aderma)レーンジのパーソナル製品のインド国内における販売を引き受ける。先ず加湿クリーム“Exomega”と抗炎症抗菌シャンプー“Kertyol-S”を発売する。
NPILのVijay Shah重役(COO)が記者会見の席上語ったところによると、当面これらの製品は輸入されるが、最終的にはインド国内での製造が目指される。Exomegaの価格は50グラム・チューブ入りが100ルピー、Kertyolは60ml入りが140ルピーで、何れも処方薬として皮膚科専門医や一般の内科医を通じて販売される。
初年度の売上げは3-5クロー(US$66万-110万)と見積もられ、一両年後にライセンス契約を結んだ後は約20クロー(US$442万)が見込まれる。ライセンス契約期間は5年で、他の製品及び市場にまで拡大される。NPILはポスト・マーケッティング・サーベイランスも引き受けると言う。
|