2004-06-09 ArtNo.33531
◆プラスチック産業、中期的に8-10%成長:信用格付け会社
【ニューデリー】プラスチック製品に対する国内需要は中期的に8%以上の成長が見込まれ、消費の8-10%の伸びはプラスチック加工産業の成長に弾みをつけるものと予想される。
エコノミック・タイムズが6月4日伝えたところによると、信用格付け会社Investment Information and Credit Rating Agency (ICRA)はその業種別報告『インドプラスチック産業(Indian Plastic Industry)』最新号において以上のように見通している。
しかし8-10%の中期成長見通しは、プラスチック産業が過去20年間に実現した年率10%以上の成長に比べ若干見劣りがする。Icraはまた原料ポリマー樹脂の中期的値上がりを示唆、こうした面でプラスチック加工産業は挑戦を受ける可能性も有ると警鐘している。加えてポリマー及びプラスチック製品に対する関税率が現在の20%から近い将来10%まで引き下げられるものと予想されることから、プラスチックの加工マージン縮小も予想される。
報告書はまた、「組織部門の将来の成長見通しは、小規模産業(SSI)指定の解除の如何にかかっている」と指摘、「小規模産業指定が解除されるなら、規模の経済性や先進技術の導入が加速され、コスト削減や競争力の強化も図れる」と付言している。
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