2004-06-09 ArtNo.33522
◆LG、プラズマ・ディスプレー・パネル市場開拓に注力
【ニューデリー】インドのマス・マーケットにプレゼンスを築いたLG Electronics India Pvt Ltd (LGEIL)は、ハイエンドなプラズマ・ディスプレー・パネル(PDP)のニッチ市場開拓に照準を合わせている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月5日伝えたところによると、プラズマ・モニター/LCDテレビジョン/プロジェクター等の販売を手掛けるLGEIL New Display Products Biz GroupのPrasanna Raghavan S製品主任は、以上の消息を明らかにするとともに「親会社はPDP製品カテゴリーの年産量を170万ユニットに拡大することを計画している」と語った。LGEILは目下PDP完成品を輸入している。
消費者用電子/TV製造業者協会(CETMA:Consumer Electronics and TV Manufacturers Association)によると、昨年のインド国内におけるPDP-LCD製品の販売量は3500ユニットに達したものと見られ、今年は7500-8000ユニット、2005年末までには1万6000ユニットに達する見通しだ。
Raghavan氏も「プラズマ・カテゴリーのビジネス機会は7000ユニット前後、別にLCDが2000-3000ユニット」と見通した。同氏によると、2003年にPDPテレビジョン900ユニットを販売したLGEILは、2004年には1500ユニットの販売を目指しており、2000ユニットも可能と見ている。
LGは国際的に40/42/50/60インチのPDPを販売しており、次期四半期にはあるいはインド市場に76インチ製品を紹介する。
LGEILは法人や組織のプロジェクトと小売の双方に照準を合わせており、最近はTaj Hotel/Railways/空港/モールにその製品を売り込んだ。小売に関してはゼロ金利の融資スキームを提供している。
エントリー・レベルの大部分の価格は30万ルピー未満に設定されている。ローエンド製品は、如何に値下げしても売れるとは限らないが、それとは対照的にハイエンド製品は高価格でも売れる。プラズマTVは引き続き小売店舗に陳列するが、大部分の消費者は合理的価格のフラットTVを好む傾向がある。このため同社は小型スクリーンのLCDと大型スクリーンのPDPをオファーする計画と言う。
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