【ムンバイ】日立は、今会計年度の輸出売上げをほぼ2倍に拡大することを目指すと同時に、ホテル、病院、娯楽産業等の空調市場開拓に乗り出す。
エコノミック・タイムズが6月6日報じたところによると、Hitachi Home and Life Solutions India (HHLSI)のAmit Doshi副社長(マーケッティング&サービス)は同紙に「約1000トンのチラー据え付けを必要とする、請負額約12クロー(US$265万)前後のホテル/病院/マルチプレックスの空調プロジェクトに照準を合わせている」と語った。それによると、合弁パートナーLalbhaiグループの持分を買い取り3段階の再建計画を立案した日立は、第1段階の現金利益の計上を既に達成、向こう数ヶ月間に、チラー及びラック・カテゴリーの新製品を紹介する第2段階のプロセスをスタートする。また来年2月までにブランド・ビルディングにも着手する。
昨年(2003-04)、1万5000ユニットを輸出したHHLSIは、今年は2万8000ユニットの輸出を目指しており、アフリカ市場の開拓にも着手した。
HHLSIは、2004-05年には、年間販売量を2003-04年の9万ユニットから10万5000ユニットに拡大することを目指している。テレコム企業領域の約70%のシェアを握る同社はエコノミー・モデルを投入、マーケット・ポジションを一層強化する。特に約25%の成長を遂げているスプリット・セグメントでは、約35%の成長を目指すと言う。