【ニューデリー】製造業部門は、強力な経済基盤や広範な領域にわたる需要の復調に支えられ、生産/販売/輸出面で今年も引き続き堅調を維持する見通しだ。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月7日報じたところによると、インド産業連盟合同委員会(ASCON:Associations Council of the Confederation of Indian Industry)の最新報告書は以上のようにレポートしている。
それによると『生産』に関する調査に回答した製造業129業種の内、自動車部品/カラー・ブラウン管/産業用バルブ/中・大型商用車/軽商用車/乗用車/多用途車/自動三輪車等、26業種が2003-04年に20%を超える急成長を、アルミニウム/冷間圧延鋼帯/海綿鉄/ボール&ローラー・ベアリング/鋳物/電動モーター/石油・ガス機器/電子部品等、35業種が10-20%の高成長を、49業種が0-10%の穏やかな成長を、それぞれ記録した。しかし19業種はマイナス成長にとどまった。
ちなみに前年2002-03年には調査された製造業134業種中15業種が急成長を、34業種が高成長を、68業種が穏やかな成長を、それぞれ記録、17業種がマイナス成長にとどまった。
『販売』に関する調査に回答した62業種中、自動車部品/電子部品/産業用バルブ/フルード・パワー/電動送風機/乗用車/多用途車等、13業種が急成長を、鉛・鉛合金/海綿鉄/プラスチック/鋳物/耐火製品/繊維機械/トラクター/モーターサイクル/エアコン等、19業種が高成長を、22業種が穏やかな成長を、鋳鉄管/冷間圧延鋼/製糖機械等、8業種が低もしくはマイナス成長を、それぞれ記録した。ちなみに前年は調査された76業種中7業種が急成長を、20業種が高成長を、43業種が穏やかな成長を、6業種がマイナス成長を、それぞれ記録した。
『輸出』については、調査に回答した47業種中、アルミニウム/セメント/冷間圧延
鋼/肥料/工作機/乗用車/多用途車等、21業種が急成長を、ソーダ灰/プラスチック/ボール&ローラー・ベアリング/電子部品/自動車タイヤ/消費者用電子製品等、11業種が高成長を、9業種が穏やかな成長を、苛性ソーダ/セラミック/白黒テレビ等、6業種がマイナス成長を、それぞれ記録した。ちなみに前年は調査に回答した57業種中22業種が急成長を記録した。