2004-06-07 ArtNo.33514
◆第1第2四半期のアエコン販促費、広告費全体の10%
【ニューデリー】販売促進(Sales promotions)は、耐久消費財をマーケッティングする際の最もポピュラーな方式とされるが、エアコン・カテゴリーについてはこの種の支出のパターンが他の耐久消費財と顕著に異なっている。
インディアン・エクスプレスが6月3日伝えたところによると、Nielsen Media Research(NMR)とKantar Media Research(KMR)の対等出資合弁会社TAM(Television Audience Measurement)Media Research傘下のAdEx Indiaは、このほど発表した市場調査レポートの中で以上のように指摘している。それによると、2003年を通じたエアコン広告(advertising)支出に占める販売促進費のシェアは14%にとどまった。例えば冷蔵庫の広告支出に占める販売促進費のシェアはほとんど60%にのぼる。
昨年初2ヶ月(2003/1-2))にはエアコン部門の広告支出がピークに達したが、販売促進費のシェアは10%に縮小した。この時期に広告主が販売促進にさしたる支出を行わなかったのは恐らく需要が余りにも高いため販売を促進する必要がなかったためと見られる。しかし第3四半期(2003/7-9)には販売促進費の広告費全体に占めるシェアが66%にジャンプした。取り分け下取りスキームが販売促進の半ば、広告全体の3分の1を占めた。しかし第4四半期には販売促進費の広告費全体に占めるシェアは43%に縮小した。また販売促進の重心もラッキー・ドローやスクラッチ・カード等のコンテスト・プロモーション(広告費全体の19%)にシフトした。
またエアコン広告は都市部に集中、トップ10都市が全体の45%を占めた。取り分けデリーが最大で、同市における広告は印刷物が主流だった。以下2位Mumbai、3位Kolkata、4位Hyderabad、5位Bangaloreと続き、この他、北部の都市ではLucknowとChandigarhが上位に名を連ねている。またAhmedabadは7位につけた。エアコン広告支出全体としては、2002年と2003年の支出は、何れも下降線を辿った。
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