1995-01-30 ArtNo.335
◆<星>テク・セミコンダクター、US$4.5億第2工場建設
【シンガポール】TECHセミコンダクター(テク)は、来年末の稼働を目指して、3月より総コスト4億5000万米ドル以上の第2工場の建設に着手する。
シンガポール経済開発局(EDB)とテキサス・インストゥルメンツが各26%、キヤノンとヒューレット・パッカードが各24%出資するテクは、累積投資3億8000万米ドルのウッドランズ第1工場に目下2フロアーを増築中だ。増築工事は第2工場の建設がスタートするまでに完了する。テク社のデービド・スミス社長によれば、DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)の製造を専門に手掛けるテク社の昨年の売上は2億5000万米ドルだったが、2工場が全面稼働する99年には年商6億米ドルが見込まれる。第2工場の床面積は隣接する第1工場の1.7倍となる予定で、両者会わせて月間少なくとも2万5000のウエハーが製造される。既存工場では0.5ミクロン技術が用いられているが、第2工場では0.35ミクロン技術が用いられ、64メガビットDRAMチップが製造される。既存工場では4メガビットと16メガビット製品が製造されている。株主4社はこれまでに5100万米ドルを拠出しており、テクは今年7月までに3億6000万米ドルを借り入れる計画だ。(BT:1/28)
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