SEAnews 2004-06-04 ArtNo.33494

【ニューデリー】ホンダとHero Honda Motors India Ltd(HHMIL)は2日、両社間の技術協力協定をさらに10年延長する契約に調印した。ホンダはこの日また、完全出資子会社Honda Motorcycle and Scooter India (HMSI)を通じ、今年10月にマス・マーケット向けモーターサイクル新モデルを発売する方針を確認した。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカンヘラルド、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダードが6月2／3日報じたところによると、ホンダの土志田諭常務(ｱｼﾞｱ/ｵｾｱﾆｱ担当)は、「ＨＨＭＩＬとＨＭＳＩは手を携えてインド二輪車市場の50％のシェアを握ることを目指す。両社は市場シェアの獲得のみならず、市場のニーズに応じた適切な製品とサービスの提供に努める」と語った。
ＨＨＭＩＬのPawan Kant Munjal重役(MD)によると、ＨＨＭＩＬとHMSIは、それぞれ100－150ｃｃのモーターサイクルの製造を手掛けることになる。競合に伴うある種の影響は生じるだろうが、依然として大きな未開拓領域が存在することから、両社は市場規模の拡大に努め、その種の影響を最小限にとどめる。
ＨＨＭＩＬは今会計年度、設備拡張や新モデルに200クロー(US$4415万)を投資する。新モデルにはスクーターも含まれる。しかしモーターサイクルに関しては2008年まで既存モデル・レーンジの拡張にとどめる。とは言えこうしたモーターサイクルにはより幅広いレーンジのエンジンが装備される。
総選挙も終わったことから第3工場の建設地選考を加速し、2ヶ月以内に方針を決める。目下のところカルナタカ州、タミールナド州、マハラシュトラ州、ラジャスタン州の4州に照準を合わせている。新規建設を優先するが、既存工場を買収する可能性も否定しないと言う。