【アーマダバード】英国建機メーカーJ C Bamford Excavators Ltdが完全出資する年商600クロー(US$1.32億)のJCB India Ltd(JCBIL)は、インドを輸出ハブにする計画だ。
ビジネス・スタンダードが5月28日報じたところによると、グジャラート州におけるJCB掘削載貨機3D Super及び4D Back Hoeのロードショー『Tow and Show』の開幕式を主宰するため当地を訪れたJCBILのVineet Jaiswalチーフ・マネージャーは以上の消息を語った。それによると、JCBILは、これ以前に3Dバックホー・ローダーを発売するとともに、河床や泥濘処理作業、地均し、山岳地における道路建設、採石作業等への応用を紹介したが、新製品4Dバックホー・ローダーは、バックホー・ローダー部門における同社のプレゼンスを一層強化する見通しだ。
カレンダー・イヤー2003年に土木機械3721台を販売600クローの売上げを上げたJCBILは、今年は5000台を販売、800クロー(US$1.766億)の売上達成を目指す。4つのカテゴリーの製品により、年率30%の売上げ増が見込まれ、今年12月までに5000台以上の販売を実現できそうだ。こうしたことから、JCBILは最近ハリヤナ州Ballabhgarhに設けたインドにおける同社唯一の工場の大規模な拡張計画に着手した。
Ballabhgarh工場を拡張したなら、製品を先ずバングラデシュ、ネパール、スリランカ等のインド近隣諸国に輸出する計画だ。
JCBは欧州最大の建機メーカーで英国で生産した製品の74%を、150ヵ国以上に輸出している。同社はEscorts-JCB IndiaのEscorts持分を買い取り、完全出資子会社とした。JCBILは、競争過熱にかかわらず、インド国内では81.6%のシェアを確保している。グジャラート州における市場シェアは目下82%だが、新製品の投入で、シェアを一層拡大できるものと見ている。JCBILはこれまで傘下に140店の小売店網を有したが、最近これに9店を加えた。目下37店のディーラーも拡大する計画と言う。