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2004-05-31 ArtNo.33476
◆GAIL、アッサム石化事業の詳細事業化調査に近く着手
【コルカタ】国営ガス供給会社GAIL Indiaがアッサム州に2500クロー(US$5.52億)を投じて建設を計画する年間処理能力20万トンのガス・クラッカー・コンプレックスの詳細事業化調査(DFS)の準備が整ったことから、同プロジェクトに弾みがつきそうだ。
ビジネス・スタンダードが5月27日伝えたところによると、GAIL筋は「DFSを委ねるコンサルタントの指名入札手続きは最終段階を迎えており、間もなく契約が発注される」と語った。事業化前(pre-feasibility)調査はEngineers India Ltd (EIL)が行っており、Assam Industrial Development Corporation (AIDC)がパートナーを務める。
EILの調査により技術商業的実行可能性は確認されており、プロジェクトの実現性は中央政府が約束した様々な優遇措置の実行如何に懸かっている。GAILは、パイプラインに対する輸入税、各種設備/備品に対する消費税及び完成品に対する諸税の免除を求めている。
GAILは石油天然ガス省に対して、「中央政府が当初約束した優遇条件の履行を前提にするならプロジェクトの内部投資収益率(IRR:internal rate of return)は受け入れ得る」と報告している。Oil India Limited (OIL)による15年間の天然ガス供給も再確認される必要がある。しかしGAILは提案されているMyanmar-Indiaガス・パイプライン計画を通じて、ミャンマー産天然ガスを輸入する可能性も検討していると言う。
インド中央政府は1985年Asom Gana Parishadと、アッサム合意書(Assam Accord)を取り交わした。Assam Gas Cracker Projectはその際合意されたパッケージの一部。AIDCは1991年6月、年間30万トンのエチレン生産能力を有するガス・ベースの石油化学コンプレックスを建設する趣意書(letter of intent)を発行したが、その後プロジェクトの規模は年産20万トンに下方修正された。大蔵省は2003年2月に同趣意書を再度取り上げ、GAILに同社独自のプロジェクトとして進める事業化調査を行うよう求めた。
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