2004-05-28 ArtNo.33471
◆Tata Steel、中国と鉄鋼/コークス用炭のバーター契約
【ムンバイ】原料供給の逼迫が鉄鋼メーカーの見通しを曇らせる中で、Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)は先週、中国の大手商社と鉄鉱石とコークス用炭のバーター契約を結んだもようだ。
インディアン・エクスプレスが5月24日伝えたところによると、Tisco幹部は同紙に以上の消息を語った。しかし取引の相手や取引額等の詳細を明らかにすることを避けた。
それによると、これはコークス用炭の供給逼迫と原料コストの上昇に対処する方策の一環である。
TiscoのB Muthuram重役(MD)がこれ以前に語ったところによると、コークスの供給は極端に逼迫しており、2004年及び2005年の世界の鉄鋼生産の主要な制限要因と言える。しかし中国はコークスの生産能力を拡大しており、向こう数年も成長し続ける見通しだ。
Tiscoは、インプット・コスト上昇に対処する戦略の一環として石炭/鉄鉱石を、コークス/海綿鉄/銑鉄に転換することを検討している。Tiscoは国内に3つの鉄鉱山を保持している。これらの鉱山とはオリッサ州のNoamundi/Joda East/Khondband鉱山で、3鉱山合わせて年間1000万-1100万トンの原料を供給できると言う。
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