【ムンバイ】Oil and Naturual Gas Corporaiton Ltd (ONGC)はビジネスの総合化を図る上から、石油化学及び発電領域におけるプレゼンスを強化する計画で、向こう3ヶ月以内に最終方針を決める。
デカン・ヘラルドとビジネス・スタンダードが5月27日、ONGCのR S Sharma財務担当取締役の言として報じたところによると、ONGCは海運事業進出も計画、そのための新会社設立を準備している。事業化調査は完了し、取締役会は以上の計画を承認している。しかしなお投資額や経営戦略に関して詰める必要がある。Mangalore Refinery and Petrochemicals Ltd (MRPL)の支配権益を買収したのもこうした戦略の一環である。
原油価格が不安定な中で、石油業界は事業の総合化を迫られている。総合化により上流部門と下流部門の双方にプレゼンスを築くことができる。
海運子会社の設立に関しては事業化調査を進めており、同調査が完了したならコンサルタントを指名、ビジネス・プランの立案や投資額の見積もりを行う。目下、ONGCは輸送船をチャーターしているが、独自の船舶を保有し、社内の利用に供する他、サード・パーティーに貸し付けることを計画している。
ONGCは小売店網を設けるライセンスも取得、液化石油ガス(LPG)の小売は既に開始している。今年末までにガソリンスタンド5店を設け、その後小売網を徐々に拡大する方針と言う。