【ニューデリー】P Chidambaram蔵相は25日、左派の圧力で改革が後退する可能性を否定したが、貧困者のために苦痛の少ないものに調整する必要があると付言した。
インディアン・エクスプレスとデカン・ヘラルドが5月27日伝えたところによると、New Delhi Television (NDTV)の“Walk-the-Talk”プログラムに登場したチダンバラム蔵相は「自分は左派パートナーに『誰も後退を望まない』と告げた」と述べ、「彼らが望んでいるのは後退ではない。これまで無視されて来た階層と手を携えて前進することだ」と指摘した。
同相によると、貧困者の荷を、軽くする『平均法(doctrine of proportionality)』を導入する必要がある。荷は背負うことが可能な範囲にとどめられねばならない。「もし誰かがその荷を負うことができないとすれば、そのような荷を引き続き負わせるべきだろうか」と反問した。
新蔵相は、Kelkar委員会の提言に基づき、税制改革を実行するものと見られる。同委員会は、減税措置を講じるとともに、免税待遇を廃止するよう提言している。