1995-09-29 ArtNo.3344
◆<馬>ムティアラ、ゲートウェー・プロジェクトを続行
【クアラルンプル】ブルジャヤ・グループ傘下のPCN(パーソナル・コミュニケーション・ネットワーク)オペレーター、ムティアラ・テレコミュニケーションズSdn Bhdは独自の国際ゲートウェー構築計画を続行する方針だ。
アブドル・タリブ・アリ重役(ED)は27日、MBT紙のインタビューに対して「ムティアラは既に国際ゲートウェー・ライセンスを取得しており、認可が無効になることは有り得ない。当局は一旦ライセンスを発行した以上、取り消すことができないことは理解しているはず」と語った。同氏によると、パハン州ブキ・ティンギの衛星通信地上基地の試運転は来月半ば開始される。ムティアラ契約者は同社独自のアクセス・コード008をダイヤルして国際通話を行うことができ、同通話はテレコム・マレーシアの国際交換機を通じて海外に接続される。しかしムティアラが独自のゲートウェーを構築した後はムティアラ自身の交換機を利用することになる。ムティアラはこれまでに米国MCI、国際電信電話(KDD)と接続契約を結んでおり、目下ブリティッシュ・テレコム及びカナダのテレグローブと契約交渉を進めている。現在同社顧客の国際通話は無視しうる量に過ぎないが、同社のネットワークは来月初には半島西海岸の主要都市をカバー、今年末には東海岸、そして11月半ばまでにはサバ、サラワク両州もカバーする。同社が独自のゲートウェーを構築した後は国際通話の混雑の恐れはなくなる。同社は既にゲートウェー設備に4500万Mドル以上を投資していると言う。
同氏はまた政府が初心通り、GFIA(ジェネラル・フレームワーク・フォー・インターコネクション・アンド・アクセス)コンセプトに基づくイコール・アクセスを実現するよう期待していると語った。(MBT:9/28)
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