2004-05-24 ArtNo.33427
◆マンモハン・シン氏、第13代首相に就任、蔵相国防相兼務?
【ニューデリー】Manmohan Singh元蔵相が22日、国民会議派を中心とした統一進歩連合(UPA:United Progressive Alliance)を率い、インドの第13代首相に就任した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルドが5月23日伝えたところによると、この日、シン氏と他の67閣僚は大統領官邸(Rashtrapati Bhawan)アショカ・ホールでA.P.J. Abdul Kalam大統領に対し就任宣誓を行った。
これら68人中29人は正閣僚、10人は役職付き国務大臣、29人は無任所国務大臣。各党別内訳は、国民会議派が43人、国民人民党(RJD:Rashtriya Janata Dal)が8人、ドラビダ進歩同盟(DMK:Dravida Munnetra Kazhagam)が6人、民族主義会議党(NCP:Nationalist Congress Party)が3人、PMK(Pattali Makkal Katchi)が2人、LJP(Lok Jansakthi Party)/IUML(Indian Union Muslim League)/テランガナ国家党(TRS:Telangana Rashtra Samiti)/ジャールカンド解放戦線(JMM:Jharkhand Mukti Morcha)が各1人。
首相以外の閣僚ポストは未定だが、シン首相は蔵相/国防相を兼務、国民会議派のPranab Mukherjee氏が内相、同じく国民会議派のNatwar Singh氏が対外関係相、NCPのSharad Pawar氏が食糧・農業相、国民会議派のArjun Singh氏が人材資源開発相、国民会議派のP. Chidambaram氏が商工相、DMKのDayanidhi Maran氏が情報技術(IT)電信相、RJDのRaghuvansh Prasad Singh氏が農村開発相、LJPのRamvilas Paswan氏/RJDのLaloo Prasad Yadav氏の何れかが鉄道相に、それぞれ就任するのではないかと見られている。
この他の正閣僚には、LJPのRam Vilas Paswan氏、国民会議派のGhulam Nabi Azad氏、国民会議派のKamal Nath氏、国民会議派のMani Shankar Aiyer氏、DMKのT.R. Baalu氏、JMMのShibu Soren氏、国民会議派のJaipal Reddy氏、国民会議派のPriya Ranjan Dasmunshi氏等と知名度の高い歴々の他、国民会議派のP.R. Keindya氏、国民会議派のMahavir Prasad氏と言った新人や国民会議派ながら統一戦線政府の閣僚経験を有するSis Ram Ola氏と言った人の名も見える。
また今回の選挙で落選した国民会議派のベテランShivraj Patil氏とP.M. Sayeed氏、国民会議派上院議員のH.R. Bharadwaj氏、TRS党首Chandrashekhar Rao氏、国民会議派のフィルムスターSunil Dutt氏、国民会議派のグジャラート州元首席大臣Shankar Sinh Vaghela氏、DMKのA. Raja氏、PMK創設者S. Ramdoss氏の子息A. Ramdoss氏と言った人々も含まれるが、女性閣僚は国民会議派のMeira Kumar女史のみとなっている。
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