2004-05-21 ArtNo.33424
◆昨年のPC販売、南部が西部を凌ぎ全国のトップに浮上
【ハイデラバード】昨年(2003-04)のインドにおけるパーソナル・コンピューター(PC)販売は前年比30.43%増加し、300万ユニットの大台を突破、地域別では南部のシェアが初めて西部を追い越しトップに立った。
エコノミック・タイムズが5月19日、情報技術製造業者協会(MAIT:Manufacturers' Association for Information Technology)の暫定統計数字を引用し報じたところによると、南部のシェアは前年の29%から32%に拡大、西部地区の30%を追い越した。
関税率の引き下げで2004年1月からPC価格が6-7%下降したこともあり、2004年1-3月のPC販売は前年比35%の増加を見た。取り分け南部における売上げの伸びが顕著で、同四半期に限っては南部のシェアが38%、西部のそれが36%に、それぞれ拡大した。年間を通じて法人部門が成長を牽引したが、後半にはホーム・セグメントも急速に台頭した。
こうした中でPCメーカーは、販促の重点を南部にシフト、Samsung IndiaのVivek Prakash副社長(IT製品担当)によると、同社のPC販売の34%が南部におけるもので、西部のシェアは31%になっている。
一方、モニターは次第に大型のものが好まれるようになっており、昨年は17インチ・モニターが全体の26%のシェアを占めた。また地域により好みも相違し、南部、取り分けケララ州とアンドラプラデシュ州では、伝統的なアイボリー・ホワイトよりもシルバー・カラーのモニターが好まれ、昨年販売されたモニターの25%が後者で占められた。
MaitのVinnie Mehta理事によると、今年(2004-05)のPC販売は400万ユニットを超える見通しと言う。
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