2004-05-19 ArtNo.33401
◆ACC、石川島播磨と西アジア・セメント事業で提携協議
【ムンバイ】インドのトップ・セメント会社Associated Cement Companies Ltd (ACC)は石川島播磨重工業(IHI)と、西アジアにおけるセメント・プロジェクトに関する突っ込んだ話し合いを進めている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月18日伝えたところによると、ACC幹部はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、ACCのエニジニアリング&プロジェクト・マネージメント・コンサルタンシー・サービス・ビジネスは国際市場において徐々に認知されつつあり、同社はIHIと、後者のサウジアラビア及びアラブ首長国連邦におけるセメント・プロジェクトにコンサルティング・サービスを提供する商談を進めている。
ACCはこれ以前には英国企業Messrs Longulf Tradingがイエメンで進める日産4000トンのセメント・プロジェクトにコンサルタンシー・サービスを提供する契約を獲得した。ACCは24年前にYanbu Cement Companyがサウジアラビアに設けたセメント工場の運転と経営を引き受けており、同契約は現在も2、3年ごとに更新されている。また1980から第1次湾岸戦争が勃発した1991年までイラクでセメント工場を経営した経験も有る。
昨年はナイジェリア企業Dangote Industries Ltdと、同国における日量3×7000トンのセメント工場に対するコンサルティング契約を結んだ。同グループはまた各日量1500トンの2つのセメント工場のリハビリテーションと、Benue Cement Company Plc傘下の日量2×3500トンの2つのセメント工場の近代化もACCに委ねた。
ACCは、サウジアラビア王国ジェッダ拠点のSudanese African Companyがスーダン政府から買い取ったAtbaraセメントの業務改善契約も完成させたと言う。
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