2004-05-14 ArtNo.33372
◆エレクトロラックス、一群の地元企業と部品ソーシング契約
【ニューデリー】AB Electrolux (ABE)は、NRB Bearings/Goetze/Kalyani Forge等の一群のインド企業と総額1300万米ドルのコンポーネント・ソーシング契約を結んだ。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月10/12日報じたところによると、ABEは、年内に別のコンポーネント・アウトソーシング契約を結び、その総額を最大3000万米ドルにする他、来年は調達額を3倍の9000万米ドルに拡大する計画だ。
ABEは2003年8月にインドに国際購買部(international purchasing division)を設置した。これは向こう3年間に同社が必要とする60億米ドルの部品の30%をアジアで調達する国際戦略の一環とされる。目下のところ調達する部品は、チェーンソー、ライダー、芝刈り機、トラクター等のいわゆるアウト・ドア部門製品に限られているが、来年は洗濯機を含む家電製品の部品も含まれる見通しだ。
ABEアジア太平洋地域購買担当のNick Sowden副社長によると、メカニカル・コンポーネント、取り分け高速処理、デザイン・メカニズム関連部品が中心になるが、オート・コンポーネント・メーカーにも接触、ピストン、鍛造品、サービス・ツール、安全機器、ベアリング等を調達する。これまでにNRB Bearings/Abilities Pistons/Sunbeam/Goetze/Oswal Electricals/Jhalani Impex/Bajaj Motors/Highway Industries/Kalyani Forgeを含む業者に58.5クロー(US$1337万)の注文を行ったが、今年の残る期間にさらに77クロー(US$1760万)を発注する。
ABEインド購買部のSangram Khadanga購買アナリストによると、今年はスウェーデン、イタリア、米国、オーストラリアの製造拠点のために部品を調達するが、来年は英国の製造拠点にも部品を供給すると言う。
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