2004-05-12 ArtNo.33357
◆TCG、政府研究機関と合弁でゲノミクス応用センター開設
【ニューデリー】The Chatterjee Group (TCG)に属する西ベンガル州Kolkata拠点のTCG Lifesciencesは、政府系のゲノミクス&統合生物学研究所(IGIB:Institute of Genomics and Integrative Biology)と対等出資で25クロー(US$571万)を投じ、デリー市内にゲノミクス応用センター(CGA:Centre for Genomics Application)を設ける。
ビジネス・スタンダードが5月10日報じたところによると、TCG LifesciencesのSapan Bhattacharya取締役はこのほど以上の消息を語った。それによると、CGAでは遺伝医学(medical genetics)、集団遺伝学(population genetics)、ターゲットを絞った遺伝子型の研究が手掛けられ、米欧の大手製薬会社や遺伝医学会社の需要に応じる他、生物工学スタートアップ企業のためのインキューベーション・ラブも設けられる。
デリーのMaharani Bagh地区に向けられる6万平方フィートの施設にIGIBとTCBは当面、各12.5クロー(US$286万)を投資する。TCGはインフラ施設や経営管理面への投資を引き受け、IGIBは技術面のリソースやDNAシーケンサー/遺伝子型マシーン/シンセサイジング機器等の装置類を供給する。プロジェクトは2005年の完成が目指される。
TCG Lifesciencesは現在デリー州Okhlaに、市場の選考や開拓、発明物の商業化を手掛けるCGAパイロット施設を設けている。テクノロジー・デイの昨日(5/11)、科学産業調査評議会(CSIR:Council for Scientific and Industrial Research)のR A Mashalkar主任を主賓に招き、床面積1万5000平方フィートの同パイロット施設の開所式が催された。同パイロット施設は、2006年1月に本格的施設が完成した際には、そちらに移される。
年商1000万米ドルのTCG Lifesciencesは、この他、ゲノミクス関連の各種研究開発(R&D)事業に投資している。向こう2年間に生命科学領域に2500万米ドルの投資を予定している他、マハラシュトラ州PunaのBiotech Parkや、西ベンガル州KolkataのChembitek Research International/Centre for Population Genomics等の施設に勤務する科学者を170人ほど増員する計画と言う。
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