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2004-05-12 ArtNo.33354
◆Warburg、スタートアップ/ハイリスク企業にUS$5億投資
【シンガポール】世界第2の基金規模(190億米ドル)を有する米系民間投資会社Warburg Pincus(WP)は、向こう数年間にインドのスタートアップ企業やハイリスク企業に5億米ドルを投資する計画だ。
デカン・ヘラルドが5月9日報じたところによると、WPはシンガポール・チームをマハラシュトラ州Mumbaiに移動、2004年3月期に8.1%の経済成長を達成したと見られるアジア第3の経済圏におけるファンドの管理に当たらせる。WPインド担当パートナーDalip Pathak氏がブルームバーグに語ったところによると、WPのPulak Prasad氏及びRajesh Khanna氏を含む幹部チームが、インドに拠点を移す。目下これら両氏はシンガポールを拠点にする7人のチームに含まれている。WPはこれまでにインド企業に9億米ドルを投資しており、今年はおそらく1億米ドルを投資する見通しだ。
シンガポール拠点のRobust Economic AnalysisのPrasenjit Basu重役(MD)によると、WPのインドにおけるパフォーマンスは良好で、今回の動きは同社事業のロジカルな発展と言える。過去の投資には電話会社Bharti Tele-Ventures Ltdに対する2億9200万米ドルの投資が含まれ、Pathak/Prasad両氏はBhartiの取締役を務めている。
WPはスタートアップ・ビジネスへのベンチャー・キャピタル投資や、資産売却に瀕した企業に対するレバレッジドバイアウト(LBO:買収しようとする企業の資産や将来のキャッシュフローを担保に銀行借入れなどを行い、企業を買収すること)を行うことを目指している。WPは2002年に調達した53億米ドルの基金や2000年に調達した25億米ドルのファンドを用いてインドのインフラ/金融/情報技術(IT)領域を含む非公開企業や一部の公開企業の買収を目指している。WPロンドン・オフィス主任も務めるPathak氏(53)は「我々はこれまでインドにほとんどプレゼンスを有しなかったが、今や大きなエクスポージャーを有し、より大きなリソースを必要としている」と語った。
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