2004-05-12 ArtNo.33351
◆AP州議会選挙与党完敗、国民会議派連合4分の3議席席巻
【ハイデラバード】昨日(5/11)開票が行われたアンドラプラデシュ州議会選挙では、反現職の津波がN. Chandrababu Naidu首席大臣に率いられるテルグ・デサム党(TDP:Telugu Desam)/インド人民党(BJP)連立政権を直撃、TDPは前回選挙時の180から47に、BJPは同12から2に、それぞれ議席を減らす大敗を喫した。
ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダードが5月12日伝えたところによると、それに引き替えY.S. Rajasekhara Reddy氏に率いられる国民会議派は、3つの選挙区全てで有権者の絶大な支持を得、前回の91から185に議席を倍増した。友党のインド共産党(CPI)マルクス派は7議席から9議席に、インド共産党(CPI)右派はゼロから6議席に、それぞれ党勢を拡大、新設のテランガナ国家党(TRS:Telangana Rashtra Samiti)は26議席を獲得した。結局これら4党は、総数294議席中の4分の3を上回る226議席を席巻し、完勝した。この他無所属が11議席、AIMIMが4議席、人民党(JP:Janata Party)が2議席、Samajwadi Party(SP)が1議席、Bahujan Samaj Party(BSP)が1議席をそれぞれ獲得した。
TDP-BJP連合は同時に行われた国会下院選挙でも、改選前の合計36議席から3乃至5議席に後退するものと予想されている。
ナイドゥ首席大臣に率いられるTDP政権はVajpayee首相に率いられる全国民主連盟(NDA:National Democratic Alliance)の経済政策の成果に便乗できると判断、州議会を繰り上げ解散したが、賭は裏目に出た形になった。
|