【ニューデリー】年商2万2000クロー(US$50.28億)の中国二輪車メーカー、Chongqing Lifan Industry Group(CLIG:重慶力帆実業集団)はインド市場進出計画の詰めを進めている。
ビジネス・スタンダードが5月6日伝えたところによると、ＣＬＩＧはハリヤナ州Manesarに年産10万台のモーターサイクル製造施設を、マハラシュトラ州Puneにやはり年産10万ユニットのエンジン製造施設を、それぞれ今年11月乃至12月の稼働を目処に設ける準備を進めている。ＣＬＩＧのインド代表R. Chhibbar氏によると、以上の計画にはおよそ250クロー(US$5714万)が投じられる。先ず125ｃｃと150ｃｃバイクを開発する他、国境警備用デュアル・ホイール車両の製造も検討している。後者は後輪が4つのホイールから成り砂漠地帯におけるラクダに代わる輸送手段になる他、丘陵観光地等でも利用できる。またプネーで生産したエンジンを他社に供給する計画で、内外の様々なプレーヤーと商談を進めている。これらには三輪車市場進出を目指すInternational Tractors Ltd、三輪車メーカーAtul Auto、SAS International、ウッタルプラデシュ州拠点の自動車部品会社Sachdeva Enterprisesが含まれ、SASとSachdevaは三輪車市場進出を準備している。
中国における二輪車のトップ輸出業者として知られるＣＬＩＧは、インド車両検査協会(ARAI:Automotive Research Association of India)からインド市場向けバイクの生産を認められている。初年度には125ｃｃと150ｃｃバイクを製造するが、最終的には100－850ｃｃのバイクを製造することを計画していると言う。