2004-05-10 ArtNo.33340
◆鉄鋼連盟、2020年までに年間鉄鋼生産1億トン目指す
【ムンバイ】インド鉄鋼連盟(ISA:Indian Steel Alliance)は、2020年までに年間鉄鋼生産量を現在の3400万トンから1億トンに拡大する青写真を作成した。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが5月6/7日報じたところによると、これは国内及び世界の鉄鋼産業の動向に関する白書の一部を成すもので、また年産2億3000万トンの中国に対抗する野心的計画でもある。ISAは同青写真を向こう数週間に政府に提出する方針だ。インドの昨年の鉄鋼生産は一昨年の3060万トンから約3400万トンにほぼ9.9%成長した。業界アナリストによれば、中国の2004年通年の鉄鋼消費量は予想される世界生産のほぼ3分の1に達する見通しだ。
2020年までに年産1億トンの目標を達成する手段としては、政府による新鉱山の開発、鉄道リンクの改善、原料/製品輸送に供する貨車の確保、港湾管理の改善等が提案されている。
ISAのMoosa Raza会頭によると、この他、世界的な供給不足に対応するため、ある種の地域における炭坑開発を自由化することが提案されている。資源に恵まれたインドは、ある種の措置を講じるなら、世界の指導的プレーヤーになることができると言う。
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