2004-05-07 ArtNo.33334
◆BAL、エグゼクティブ・バイクをエントリー価格で発売計画
【チェンナイ】Bajaj Auto Ltd(BAL)は5月中にコード・ネーム“Super 100”と言うエグゼクティブ・セグメントの新バイクを、エントリー・レベルに近い価格で発売する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月1日報じたところによると、店頭価格は3万5000ルピー以下、3万ルピー以上に設定されるものと見られる。
BALのR.L. Ravichandran副社長によると、エントリー・レベルはHero HondaのCD Dawnが50%のシェアを占め、BALは同セグメントにBoxerを投入、ほぼ40%のシェアを握っている。この他2ストローク・バイクTVS Max 100も同セグメントに属している。
Boxer/CD Dawnの価格は3万999ルピー、これに対してTVSのエグゼクティブ・モデルCentraは3万6000ルピー、BALのCaliberは3万8999ルピー、TVS Victorは4万ルピー、Hero HondaのSplendorは4万1000ルピー、同じくPassionは4万2500ルピーとなっている。今日、顧客はスタイリッシュでハイパフォーマンスなバイクを低価格で手に入れることを欲しており、3万999ルピーと3万8999ルピーの間の穴を埋める製品が求められている。Super 100はこうしたニーズに応じるもので、川崎の技術支援も得て開発された。
一方、“K60”と言うコードネームがつけられた新製品はBALが独自開発したプレミアム・セグメントのバイクで、7月に発売される予定だ。125-135ccのDTSI(digital twin spark ignition)エンジンを搭載、価格は5万ルピー以下に設定される。“hoodibaba”キャンペーンの奏功により、エグゼクティブ・モデル“Wind 125”の市場シェアは7%から13%に拡大したが、これ以上の拡大は難しい。可能な選択肢は、顧客が余りに大きな価格差を乗り越える必要なく、既存モデルをアップグレードできるユニークな新製品を提供すること。K60はこうしたギャップを埋める製品として位置づけられる。
BALはまた一連の自動変速スクーター新モデルの開発を計画している。これらは目下、デザイン段階にある。それとは別に10月には4ストローク、自動変速DTSIエンジン搭載の100ccスクーター“Wave”を発売する。同モデルは。Scooty Pepのトップエンド、Honda DioやActivaのボトムエンドに位置づけられると言う。
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