【ニューデリー】中国政府が、貸出を規制し、セメント／鉄鋼／アルミニウム・プロジェクトに対する引き締めを強化、経済の過熱を抑制する方針を決めたことから、3日、インド証券市場における鉄鋼やアルミ等の銘柄は揃って値を下げた。
ザ・ヒンドゥーが5月4日伝えたところによると、投機筋(bull operator)や投資ファンドが不安にかられ、売りに走ったことから、Steel Authority of India Ltd(SAIL-5%)／Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco-4.28%)／National Aluminium Company Ltd(Nalco)／Hindalco Industries Ltd(HIL-4.6%)等の株価は大幅な値下がりを見た｡Bhushan Steel／Essar Steel／Jindal Strips／Jindal Steel／Monnet Ispat／Bihar Sponge／Jindal Iron／Mukand Iron／Lloyd Steel／Sunflag Steel／Shah Alloys等の鉄鋼銘柄も軒並み値を下げた｡
鉄鋼銘柄は中国ブームに乗り、過去12ヶ月値上がりの一途を辿ってきたが、中国首相がベース・メタルの輸入規制を敷く方針を発表したため激震に襲われた。昨年の世界的な鉄鋼需要拡大の75％は中国を起源にすると言われる。