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2004-05-05 ArtNo.33315
◆原油値上がりで化学品価格20%アップ
【ムンバイ】イラク情勢の悪化に伴い国際原油価格が6ヶ月前の1バレル30米ドルから37.72米ドルに20%上昇、加えて需要も拡大する中で、有機・無機の各種化学品価格が過去数ヶ月間に15-20%上昇した。
インディアン・エクスプレスが5月3日報じたところによると、国際原油価格は2004年4月19日に過去13ヶ月来最高の1バレル38.30米ドルをマークした。その後中国方面の需要減で一旦軟化したが、米国のガソリン在庫動向から再び持ち直した。高い原油価格と高い需要から5月初めには国内における幅広い化学品価格の一層の上昇が予想される。先週金曜(4/30)にはトルエンのキロ当たり価格は3月の24ルピーから27.5ルピー(税を除く)に3.5ルピー、ベンゼンは同25ルピーから29.50ルピーに、キシレンは同32ルピーから38ルピーに、それぞれ上昇。モノエチレングリコール(MEG)/エチレンジアミン(EDA)/トリエチレンテトラミン(TETA)/ジシアンジアミド(DCDA)/アクリル酸/ブルーワックス/蟻酸等も15-25%値上がりした。
化学アルカリ貿易業者協会(CAMA:Chemical & Alkali Merchant's Association)のJayant Tolia副会頭は「過去数ヶ月、国際原油価格の動向に沿って化学品価格は10-20上昇した。値上がりにはその他の理由も考えられる。市場には良好な需要が存在し、一部化学品の供給は逼迫している」と語った。
トレーダー筋によると、市場における化学品の売れ行きが好調なことから大部分のトレーダーや倉庫業者は供給不足に直面しており、こうした状況は向こう数ヶ月持続するものと見られる。某指導的化学品流通業者は、「メイデーに向け国際市場から姿を消した中国のバイヤーが市場に復帰するなら価格はまた上昇に転じる」と見通した。こうした点からもインド国内の化学品価格は5月以降一層の値上がりを見、国内化学品業界の収益性は改善するものと予想されると言う。
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