2004-05-03 ArtNo.33297
◆Reliance、石油/ガス/石化事業にUS$80億投資
【ムンバイ】Reliance Industries Ltd(RIL)は、向こう5年間に石油/ガス/石油化学領域に3万5000クロー(US$79.99億)を投じる。
ビジネス・スタンダードが4月30日伝えたところによると、3万5000クローの内訳は、石油・ガスの探査活動に4000クロー(US$9.14億)、アンドラプラデシュ州Krishna Godavari海盆で発見したガス田の開発に1万5000クロー(US$34.28億)、石油製品小売網の構築に7000クロー(US$16億)、石油化学ビジネスに6000クロー(US$13.71億)、既存設備の近代化・保守に3000クロー(US$6.86億)。
マハラシュトラ州Patalganga、グジャラート州Hazira、同州Jamnagarの3石油化学プラントの合計キャパシティーは現在の1250万トンから1500万トンに拡張される。パラキシレンの製造能力は200万トン前後に拡大され、ポリエステル紡績糸/繊維の製造能力は世界最大規模を備えることになる。またジャムナガルには新たにブタジエン・プラントとスチレン・プラントが設けられる。この結果、資本支出はキャッシュフロー全体の40%から50%に拡大する。
RILのAnil D Ambani副会長兼MDによると、将来の資本支出は内部資金と借入で賄われ、増資する必要はない。RILの収入の95%はエネルギー・チェーンから創出され、向こう5年間のキャッシュフローは5万クロー(US$114.27億)にのぼる。純益の年間25%の成長が目指され、高付加価値石油化学製品に照準が合わされる。ちなみに特殊化学品(speciality grades)は売上げの19%を占めており、汎用化学品(commodity)に比べ5-14%のプレミアムが望めると言う。
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