2004-04-30 ArtNo.33286
◆Haier、US$2億投じ製造/R&D施設設置計画
【アーマダバード】年商97億米ドルの中国家電会社Haier(海爾)グループは向こう4年間にインドに2億米ドルを投じ、2つの製造拠点と1つの研究開発(R&D)施設を設ける。
ビジネス・スタンダードが4月28日報じたところによると、HIのT K Banerjee会長兼MDはこのほど以上の計画を明らかにした。同氏によると、R&Dセンターは今から2年内に、総合的製造施設は3年内に、冷蔵庫製造施設は4年内に、それぞれ設けられる。Haierはこれらの施設の設置を巡り複数の州と交渉を進めているが、最終方針は決まっていない。グジャラート州とマハラシュトラ州は、これらの施設を設ける最有力候補地だが、必ずしも3つの施設を1つの州に設ける訳ではない。
同社は向こう5-7年間にインドのトップ・スリー・ホワイト・グッズ会社に成る計画だが、インドのホワイト・グッズ市場は5年内に50億米ドル規模に成長するものと見られ、HIは年商10億米ドルの達成を目指す。その際にはインドは同社の世界売上げの7-10%に貢献する見通しだ。
ハイエンド製品は引き続き中国本土から輸入するが、ローエンド製品は当初数年は地元製造業者からアウトソースする。HIは、最良の製品を合理的価格で提供することを目指しており、価格戦争に加わる考えはない。例えば冷蔵庫の180リッター・モデルの価格は8000ルピー、冷凍庫を下部に格納した冷蔵庫は2万9000ルピー、ハイエンド・モデルの価格は10万ルピーを超える。“ouble drive”技術を採用し、洗濯処理サイクルを2分の1に短縮した洗濯機も近く発売すると言う。
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