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2004-04-30 ArtNo.33282
◆Bajaj Auto、三戦略立て一層の輸出拡大目指す
【チェンナイ】マハラシュトラ州Pune拠点の二輪/三輪車メーカーBajaj Auto Ltd(BAL)の昨年の輸出売上げは前年比85%増の500クロー(US$1.14億)をマークしたが、同社は3戦略を立案、輸出の一層の拡張を目指している。
ザ・ヒンドゥーが4月27日報じたところによると、BALのSanjiv Bajaj重役(ED)は同紙に以上の消息を語った。それによると、“生産”、“流通”、“組み立て”の3方面に関わる同社の戦略は、向こう2年間にわたりBALを輸出面で優位に立たせ、今年については35-40%の輸出成長を実現するものと期待される。
これまで長期にわたりBALはスクーターと一部のモーターサイクルを輸出して来たが、国内市場ではスクーターからモーターサイクルへの重心移動が生じた。今では5-6種類の独自モーターサイクル・モデルを擁し、海外市場に対しても良好なオファーを行える。昨年の輸出の60%は二輪車、残りは三輪車で占められ、輸出された二輪車の90%近くがモータサイクルで占められた。
R.L. Ravichandran副社長(ビジネス開発)によると、輸出市場は国内市場とは大きく異なるが、BALは国際市場を3つに分類している。1つは完全ノックダウン(CKD)もしくは完成車(CBU)方式で製品を輸出する市場。もう1つは特別に開発した製品を輸出する市場。3つ目は独自工場もしくは合弁工場を設け製品を供給する市場。
BALは当面のキー・マーケットとしてインドネシア、ブラジル、ナイジェリアに照準を合わせている。ブラジルには製造拠点を設ける可能性を検討しており、基礎的な準備作業を開始している。基本的にステップスルー市場のインドネシアでは、4ストローク・エンジン搭載の三輪車の販売に力を入れている。中国製により支配され価格に敏感なナイジェリア市場については目下適当な製品を検討している。
フィリピンについては技術パートナーの川崎と提携し、既に橋頭堡を築いた。今年2月以来、川崎はBALと共同開発したWind 125の他、BALが独自開発したCaliberとBYKモデルを販売、Pulsarも試験販売している。
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