2004-04-30 ArtNo.33281
◆Reliance、ポリエステル製造能力を2倍に拡張
【ムンバイ】Reliance Industries Ltd(RIL)はポリエステル繊維と紡績糸の製造能力を現在の55万トンから2倍の110万トンに拡大する。
ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズが4月27日伝えたところによると、目下RILはポリエステル繊維/紡績糸の生産で世界第2位にランクされているが、拡張計画完了後は台湾のNan Ya Plastics Corporationに代わり、世界最大の生産者になる。RILはグジャラート州Hazira工場とマハラシュトラ州Patalganga工場のポリエステル短繊維(PSF:polyester staple fibre)製造能力を年間23万トン、ポリエステル長繊維(PFY:polyester filament yarn)製造能力を同32万トン拡大、合計年産能力を110万トンに引き上げる。RIL傘下の子会社は別に年産40万トンのPSY/PSF製造能力を有するため、グループの年間総生産能力は150万トンに達する。工期は9-15ヶ月で、新設備は部分的に今年度中に、他は来年度稼働する。世界貿易機関(WTO)がアパレルの貿易割当を撤廃する2004-05年度には全面稼働する。
RILは国内最大のPSF/PFY及びポリエチレン・テレフタレート(PET)の生産者で、54%のシェアを占めている。
RILの2003-04年上半期のポリエステル生産量は前年同期比11%増の46万4000トンを記録した。同期の国内需要は75万3000トンと前年同期を僅かに上回ったにとどまった。RILは昨年度、紡績糸の年産能力を5万トン、繊維の年産能力を4万トン拡張、2003-04年を通じて85万トンのポリエステルを生産した。
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