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2004-04-30 ArtNo.33280
◆Oil India、アッサム製油所の50%権益買収検討
【ニューデリー】国営石油探査会社Oil India Ltd(OIL)はアッサム州の製油所Numaligarh Refinery Ltd(NRL)の50%ほどのシェアを買い足し、その持分を現在の12.3%から62%に拡大することを検討している。
エコノミック・タイムズが4月28日報じたところによると、石油天然ガス省はOILにNRL持分をBharat Petroleum Corporation(BPCL)から37%、石油産業開発局(OIDB:Oil Industry Development Board)から12.3%買い取るよう求めている。これによりBPCLのNRL持分は現在の63%から26%に下降する。この他、アッサム州政府が別に12.3%のシェアを握っている。
以上のアレンジは元々政府持分処分省(MOD:ministry of disinvestment)が提案したもので、MODはBPCLを民営化する上からOILか、Indian Oilが、BPCLに代わりNRLの支配権益を取得するよう希望していた。何故ならNRLはBPCLの全般的評価を引き下げる主因になっていた。
ICICI Bankは払込資本735.6クロー(US$1.68億)のNRLの株価を13.11ルピーと評価しており、OILはBPCL及びOIDBから買い取る49.3%のNRL株式に約475クロー(US$1.086億)を支払うことになる。ちなみにOILは700クロー(US$1.6億)以上の現金準備を有する。
消息筋によれば、OILは石油省に対し、NRL支配権益取得に対する強い関心を表明した。下流部門に進出し、事業を多角化することを目指すOILは、NRL支配権益を取得することにより、石油精製の他、石油製品小売市場にも進出できる。
一方、NRLはOILを通じ原油やガスの供給を確保し、またこれらの調達コストを引き下げることができる。また強力な財政基盤を有するOILの後ろ盾を得ることにより、将来の事業拡張も容易になる。
NRLの現在の年間300万トンの原油処理能力は、規模の経済性を満たさず、採算を維持するには不十分である。目下のところ一応利益を計上しているが、NRLは中央政府の様々な優遇措置に大きく依存している。OILは権益買収が実現した際には、NRLの事業を拡張、石油化学事業への進出も図るものと見られる。アッサム州政府はこれまでNRLが石油化学事業に進出することを奨励しなかった。
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