2004-04-28 ArtNo.33270
◆Videocon、エアコン熱交換機製造ライン増設
【ニューデリー】今年のサマー・シーズンにはエアコンの供給不足が予想されることから、Videocon International Ltd(VIL)は、年(2004)内にマハラシュトラ州Aurangabad工場にエアコン用熱交換機(heat exchanger)の第3製造ラインを増設する。
インディアン・エクスプレスが4月24日報じたところによると、これはVideoconブランド・エアコンの年産量を30万ユニットから48万ユニットに拡大、国内需要と輸出需要に応じるのが狙い。VILは同目的のため、近く10クロー(US$229万)を投資する。現在VILは熱交換機製造ライン2本とエアコン組み立てライン6本を擁する。エアコン製造ラインはAurangabad工場に2本、ウタランチャル州Dehradun工場に2本、グジャラート州工場に1本、ウッタルプラデシュ州工場に1本存在する。
VILのNipun Gupta重役(CEO)によると、設備増強の目的は需要増に応じ、次期サマー・シーズンの顧客ニーズを開拓することにある。これまでVILは膨大な需要が存在するにも関わらず、十分な製造能力を保持せぬことから、月間2万5000ユニットしか販売することができなかった。しかし熱交換機製造ラインを増設することにより、次期サマーから月間4万ユニットを販売できる。VILは2008年にはエアコン約100万ユニットの販売を目指していると言う。
一方、LG Electronics India Ltd(LGEIL)エアコン部門のSalil Kapoor主任によると、今年はWhisenレーンジ・エアコンが同社のエアコン販売全体の10%を占め、2007年にはさらに30%に拡大する見通しだ。LGEILはエアコン市場における同社のシェアを現在の35%から年内に40%に拡大することを目指していると言う。
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