2004-04-28 ArtNo.33260
◆GAIL、アッサム州ガス化学事業のパートナー物色
【コルカタ】国営ガス会社GAIL India Ltdは、2500クロー(US$5.71億)を投じてアッサム州にガス・クラッカー・ベースの石油化学コンプレックスを建設することを検討している。
ビジネス・スタンダードが4月27日報じたところによると、プロジェクトは実行が決まれば向こう4年間に稼働する。GAILは他社と合弁を組むことを計画、パートナー探しはアッサム州政府が引き受けている。
GAILのProshanto Banerjee会長兼MDによると、プロジェクトはアッサム協定に基づきずっと以前に提案されたもので、Engineers India Ltd (EIL)が詳細事業化調査報告書(DFR:detailed feasibility report)を作成したが、州政府は改めてGAILに事業化の可能性を打診した。
同構想は東北地区のガス資源をベースにしたもので、プロジェクトの採算性は州政府と中央政府が提供するコンセションに懸かっている。何故なら東北地区のガス資源は2019年以降枯渇するものと見られる。このため中央販売税(CST)等の税制優遇措置やその他の奨励措置が必要とされる。
ウッタルプラデシュ州Pataに設けたガス・クラッカーの拡張を図るとともに、Haldia Petrochemical Ltd (HPL)への出資も予定しているGAILは、アッサム・プロジェクトが実行に移されるなら、石油化学市場におけるプレゼンスを飛躍的に強化できると言う。
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